二番目の夢~留学に一年以上いく その3∼完結編
今回は前回の「二番目の夢~留学に一年以上いく その2」の続きからになっております。お読みになっていない方は最初から読んでいただくと幸いです。
もう一つの留学に行きたいという気持ちが高くなったのはWWYD(what would you do)という海外のテレビ番組だ。
これは、自分の身の周りにもしも様々な問題が起こったらあなたならどうするのかという、超有名ドキュメンタリー番組だ。この番組では、いじめや、障がいのある方がもしも働いておりトラブルに巻き込まれていたら、もしもお母さんが街中で娘に痩せさせるために過度なプレッシャーを与えていたら、など社会問題や個人的な問題まで取り上げられている。私はこの番組を見て、感じたのが行動力と人の温かみだ。ここまで他人を思い、赤の他人でも平等に接する。世界の広さを実感した。私が生活したのはなんと小さな世界だったのだ! 自分はこのような世界を直接見てみたい。そんな風に感じたのだ。そんなことを考えているうちに猛烈と自分の心の底からやる気があふれ出てきた。
自分の中のなにかを変えたい。いや、変えなければならない。そんな感じがした。
私はこのようにして、学校の勉強と留学プログラムを何とかこなしてきた。
この後のことは前にも書いた通りだ。夏休みに入り、自分のカナダでホームステイをしているんだ。という理想と留学が中止になって、兄弟との関係や家でのトラブルなど様々なことがおきいている現実。この理想と現実とのギャップが自分を苦しめる。毎日のように涙を流し、自分を嫌い、勉強へのプレッシャーで辛くなる。
だからこそ、東京大学へ入り、大学生になったら一年以上留学をする。そんな風に思うようになったのだ。
次回:三番目の夢~自分だけの自分が狭いと感じないだけの一軒家を持つ
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